Yシャツのクリーニングと言えば、高温・糊付け・濡れがけプレス。家庭では出来ない技である。しかし最近の綿100%の形態安定シャツは全く『ノーアイロン』。価格も品質も出始めのものとは比較にならない。こんなに簡単に出来ると、バブル崩壊後に育った節約志向の若者達はクリーニングに出すのだろうか?「Yシャツ自体」と[それを着る世代]が代れば、ドライ物を引き出す為に薄利で集める公式は揺らぐ。ドライ物も含め変わっていく需要を考えれば、もはやクリーニング業は何でもできるマルチ業でないと成立しないと言えよう。diversification(多様性)という言葉は、もう20年前から米国のクリーニング業界で使われているが、まさに時代を見通していた。また、需要減と現状の業者数を考えると、淘汰はの加速度を増す。勉強する業者しか生き残れない。ロイヤルトーンは、利益率が高く、他社と差をつける事の出来る「特殊品・高級品」推奨する。