ようこそ、ロイヤルトーンの世界へ!

クリーニングに出す時、ここだけは知っておきたい

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「レザーウエア・毛皮類」の自家処理は、安全に出来る時代!

牛や羊は、生きている時に食べ物を食べ、その脂分と栄養分が表皮や毛の先端まで覆っています。その後なめし(腐らなくする加工)の工程を経て,「原皮」になる訳ですが、その時は、まだ蓄えた脂分と栄養分があり、しっとりなめらかです。しかし、製品になり時間が経過すると、脂分と栄養分は蒸発していきます。新品の野球のグローブは柔らかいのに、使わずに放置すると硬くなるのは、その為です。しかし、硬くなった野球のグローブに脂分を与えると、また柔らかくなりますね。そうです!革は生きているので、メンテナンスが必要です。革製品のクリーニングには2つの意味があります。①汚れを取る事と、②革に必要な天然型の動物性脂分と栄養分を与える事です。

ロイヤルトーンで革製品をドライクリーニングすると、洗いと同時に天然型の動物性脂分と栄養分が得られ、ソフトでしなやかに洗い上がります。スエードやムートンは指で文字が書ける程の風合いに!毛皮類などは、ボリュームが出て、触れている事を忘れさせる程超ソフトに!カシミヤコートもソフトになった糸が膨張して空気だまりが開き、カシミヤ本来の軽くて暖かい性質が戻ります。
この天然型の動物性脂分と栄養分をドライクリーニングの溶剤に溶かす技術は、米国ロイヤルトーンの創始者でNASA出身の化学者が開発し、数々の特許を持つハイテクノロジーです。日本では、ロイヤルトーンのドライシステムを採用している優良クリーニング会社の工場のみ行っております。大切なレザー・スエード・毛皮・カシミヤが、生き返ります!

カシミヤは毛皮です!?

カシミヤは、極寒の地のヤギで、冬になると生える柔らかい内毛を糸にしたものです。一頭から約250gしか取れない為、コート1着作るのに約20頭分必要だと言われています。柔らかい内毛の為軽く、糸に空気だまりがある為、保温力があり暖かいのです。『内毛』を糸にして織られてしまうと忘れがちですが、カシミヤは、毛皮そのものです。つまり汚れを落とすと同時に、天然型の脂分と栄養分を補給する必要があります。
これを、普通にドライクリーニングされると、溶剤の脱脂力で当初の脂分等が無くなり、独特の風合いが損なわれます。また糸が締り、空気だまりが無くなるので、硬くなり、重く感じるようになります。
カシミヤ(アンゴラや高級ウールも動物の毛から出来ているので、同じですが)は、是非ロイヤルトーンの加盟店を見つけて、出してみて下さい。周りに加盟店がない場合は、ロイヤルトーンジャパンまでご連絡ください。

ご注意

革製品のクリーニングはどこに出しても同じではありません!
今迄こんな経験、ありませんか?

  • 革製品、例えば革のジャケットをクリーニングにだしたら、こわごわになった。
    (業者向けのページにもありますが、ロイヤルトーン以外の方法の革のドライや、革の「水洗い」は、ソフトさに欠けるうえ、スプレーで色かけする為、硬化してしまいます。)
  • 色が変わった。
    (ロイヤルトーン以外の革のドライクリーニングは、洗うと色落ちするので、補色しますが、特に中間色の色かけは難しく色が再現しづらい。またスエードの調色も困難で、しかも色が上手く乗らない難点もあります。)
  • 多色のスエードなどは、洗えないと断られた。
    (この手法で洗うと色が出るので、多色だと他に色が移る「移染」が生じる為洗えません。)
  • 毛皮は、洗えないと断られた。
    (毛皮は洗えますが、知識不足のクリーニング店もあるようです。)
  • 毛皮を出したら、粉っぽくなった。
    (ロイヤルトーン以外の革のドライクリーニングは、粘度の高いなめし油のようなものを入れています。それで毛皮を洗うとベタベタになってしまいます。そこで毛皮をトウモロコシやオガクズなどの微細な粉の中で揉んで、粉に汚れを吸着させ、エアーで飛ばす方法を取りますが、液体で洗うのではない為、汚れは綺麗に落ちません。また、粉も完全には消えません。)
  • クリーニングに時間がかかるので、着るタイミングに出せない。
    (下請業者が、週1回各クリーニング店を回って革製品を集配するシステムですと、数週間から1か月かかってしま事が多いようです。)

一般のクリーニング店では、革製品の知識も乏しく、自社では洗えないので、受けても点検もせず、下請直行となります。その下請も基本的にはクリーニング手法が古く、上述のように洗うと色が剥がれ、再着色する手法です。汗でベタベタ汚れの毛皮の襟なども、粉で処理されます。また、革や毛皮のクリーニングは、一般の物と作業時間がそう変わらないのですが、下請経由では3~4週間もかかります。

「大切なもの」を出す時
クリーニング店では、良いものは「デラックス」でとか、カシミヤは「別コース」でとか、綺麗な店舗の大手でも、メニュー上で差別化している店も多くあります。しかし、見えない作業内容の実情は、「全く同じか、殆ど差がない」のが現状です。あえて差を尋ねると、乾燥は回さず静止乾燥でとか、アイロンがけを丁寧にとか、撥水加工や防虫加工をするというような風合いには関係ないものの押し売りや、中には包装を不織布のカバーに変えるだけという店まであります。総じて差が明白でないので、説明は「言訳」としか思えません。差を尋ねても、「プロの技術」とか「特殊の○○」とか抽象的な返事のみが返ってくる店は、お勧めできません。ある大手にロイヤルトーンのドライシステムを勧めた時の話です。社長曰く「本来なら、受付で衣類の表示を見て、カシミヤだからこのコースとやりたいし、工場内でも分けて洗うのが理想だけど、受付も工場も面倒くさい事を言ったら、人が集まらない。だから、うちは全部ワンパターンだ」と。でも店頭には「カシミヤやシルクなど高級素材は当店で」というポスターが貼ってあり、実際に上乗せ料金の存在もありました。

靴バッグのクリーニング知識

ロイヤルトーンの靴クリーニングは除菌消臭!

靴屋さんで買った新品の革靴は、革の良い香りがします。でも、1回でも履くと独特の悪臭がしてきます!悪臭の元は温度40℃湿度90%以上の状況下での老廃物の堆積です。しかし、ロイヤルトーンの靴洗いは、洗浄力が強く、この種の老廃物を一瞬で洗い流します。そして、洗いと同時に革に必要な天然型の動物性脂分と栄養分が供給されますので、革が活性化され「除菌・消臭」されます。洗い上がりは、勿論、新品の時のあの革の良い香りです。
短靴からブーツまで殆どの靴が洗えます。洗った靴を履くと、まるで洗濯した靴下を履くような新鮮な感覚です。是非体験して下さい。ロイヤルトーンで靴を洗っているクリーニング店や靴修理店は全国にありますが、もし、見つからない場合はロイヤルトーンジャパンまでご連絡ください。

ただし、同じ「靴クリーニング」の看板が出ていても、内容は様々です。
ロイヤルトーンの材料で洗っている所以外は、特殊という衣をまとった中性洗剤等で洗っているところも多く、短時間しか洗えず(汚れが残る)、すぐ乾燥しなければばらないので乾燥機(革は例え40℃位の低温でもダメージを受けます)を使います。また、臭いが取れないのでオゾンの脱臭機に入れます。一見機械がずらっと並んでいて、プロっぽいですが、元々、革のクリーニングには不要なものです。
また、汚れを隠し新品の時に戻そうと、高額のリカラー(再着色)を勧める店もあります。しかし、ロイヤルトーン方式の靴クリーニング需要の95%以上は、洗いのみです。それだけ汚れが落ち、気持ちよく履けるという意味です。

ロイヤルトーンの靴クリーニングは除菌消臭!

革製や革と布の縫い合わせの物(上の写真)、布地の物と色々な素材がありますが、ロイヤルトーンなら風合い良く丸洗いできます(構造上洗えないものもあります)。

特に布の部分がひどく汚れた、布と革の縫い合わせの(コーチのような)バッグを洗うと、布の部分の色が冴え、革の部分のツヤが良くなります。

この種のバッグを一般のクリーニング店などに持ち込むと、革の色が布に移る為、洗えないと断られるという話も聞きますが、ロイヤルトーンなら洗っても移染しないので安心です。

ロイヤルトーンでバッグを洗っているクリーニング店は全国にありますが、見つけられない時は、ロイヤルトーンジャパンまでご連絡を!

クリーニング店選びはどうするか?

クリーニング業界の現状を知って下さい。
昭和30年代に、アイロンとワッシャー(洗濯機)・振り切り(脱水機)があれば、開業(個人)出来たこの商売は、日本中にアッと言う間に広がり、40年代には、ドライ機の普及で低価格の大手が出現しました。その後時代や世代が変わり、後継者難で個人店は激減し、残った大手でも人材難が表面化しています。

良い人材がいない大手は、低料金で攻めるしかありません。規模やオートメ化で経費削減もできますが、クリーニングにでるものはバラエティーに富んでおり、処理方法も本来それぞれに対応するのが理想です。しかし低料金にするには、工場内作業を画一化して、品物を流さなくてはなりません。お店の受付で、「これは、こうして!」と頼んでも、工場に入れば、30キロの大型ドライ機にドーンと詰め込まれてしまいます。残念ながら、不具合が出るのも納得できます。
たぶん、低料金競争をしている業者数は、近い将来、いや既に減る傾向にあります。少子高齢化やカジュアル化の為、点数減でチラシの効果も無く、利益が降下している為です。アメリカの例から見ても、所得の二極化に対応して、品質より超低料金店か、品質を求める「ゆとり層」の衣類を手掛けて行く店づくりの二択しかありません。その中間は、経費倒れとなります。クリーニング料金は品質とほぼ比例します。安い料金で良い品質は得られません。品質を追求するお店が、ご近所にない場合は、遠くても、宅配でも出さなくてはならない時代になったのかも知れません。しかし、特殊!高級!の文字が躍るインターネットにも、注意して下さい。

クリーニングのお悩み相談や、クリーニング業界へのご提言があれば、ご連絡ください。業界歴40年の相談員が無料でお答えします。お問い合わせメールからアクセスして下さい。

製品や関連製品のクリーニングならロイヤルトーンの加盟店へ!こんなもが、納得のいく品質でクリーニング出来ます!

  • レザー類 表革やスエードの衣類・布と革の縫い合わせた衣類・革ダウンなど
  • 毛皮類 :コートの襟やマフラー・毛皮の衣類・毛皮と布地の縫い合わせ物など
  • カシミヤ カシミヤ・アンゴラ・キャメルなどの獣毛類や高級ウール製品など
  • 靴 革製の靴は、表革・スエード・ムートンなど殆ど洗えます。
  • バッグ 表革・スエード・布/革の縫い合わせ、布製、(特殊構造品を除く)
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