「リモートで背広やYシャツが減った」と言われますが、外国では随分前からラフな格好での通勤が当たり前。米国などは中流の下以下の階層は、殆どクリーニングに出しません。コインランドリーやマンションの地下のランドリールームで事を済ましてしまいます。
何の疑問も無く「いつも割引き、Yシャツ100円」と言う固定概念だけでは、集客などもう無理!固定概念でよく頭に浮かぶのが、旅館です。泊まると、畳の部屋に浴衣と大小2枚のタオル、固体燃料付きの鍋に量の多い夕食が付いてきます。旅館側も「旅館はこういうもの」という固定概念で捉えています。しかし、既に我々は机やソファの生活、部屋着はTシャツやジャージで、着慣れない浴衣では良く眠れません。新しいタオルはゴアゴアで、大浴場から持ち帰り干しての再使用。しかし、繁盛している旅館を見るとタオルは豊富だし、中級ホテルでもシモンズのベッドが売りだったり、高級ホテルでは柔らかい綿のパジャマがあります。つまり、「固定概念」は時間が経てば過去の常識になり、「今の客は何を求めているか」を常に研究する業者が客の満足度に反映され、今時では+でも-でもSNSで拡散されてしまいます。