ニューヨークの地下鉄に乗ると、黒いダウンやコート、黒のパンツ黒のバッグ、全て黒の服装が目立つ。米国では中間所得層が1980年には60%いたが、最近では40%にまで減少している。クリーニング総需要はざっと1兆円だが、人口も日本の3倍、つまり比率で言えば、同率という事になる。しかし、上位1%の富裕層が米国の金融資産の40%を持ち、上位20%の富裕層となると、なんと90%が彼らのもの。下位50%のアメリカ人はたったの2.5%しか持ってない。ニューヨークの集合住宅の地下には、大きなランドリールームがあって、22キロくらいのタンブラーが5~6台置いてあり、ドライの様に文頭の黒いコートなどが水洗いを終えクルクルと回っている。クリーニング総需要は同じでも、利益をもたらすターゲットは、勿論中間層以上という事になる。米国のクリーニング情報誌にも、「家庭洗濯を見据えた繊維品や洗剤の進化やカジュアル化には対抗する手段がない」とはっきり書いてある。日本も消費者が不思議に思うような低料金にしても、採算が合う訳もなく、顧客も独占出来ない。上位客の高級品や特殊品を、触れただけで違いが分かるような仕事を身に着ける事が重要だ。タグや不織布のカバーのみを変えて中身は同じという、詐欺的行為が公然と行われてる日本の業界は、既に世代が代った若い知識層にはお見通しだ。彼らの合言葉は、「どこに出せばいいの?」。

高級品を扱うデパートやセレクトショップを定期的に回ると、最近は上質なレザー・スエード・毛皮やカシミヤ製品が復活している。紳士物でも40万円のスエードのダウンジャンパー、10万円のカシミヤセーターや20万円の毛皮付ジャケットなど、庶民にはウッ!というものばかりだが、高額所得者にとっては、新鮮でもあり、手も届く。ショップにクリーニングに関して聞いてみると、お客から「クリーニングに出したら、カシミヤが硬くなった。」とか「革の風合いが悪くなった。」とか「毛皮が粉っぽくなった。」などの悩みが聞こえてきた。

そんなお店には、いつもロイヤルトーンのドライシステムの話をしてくる。何十万円もする高級品も、アメリカのセレブにとっては日常品、アメリカでメジャーなロイヤルトーンは、そんなセレブ達の上質な衣装を難なく洗う。すでに関西では、セレクトショップなど高額品を扱うお店と提携して、ロイヤルトーンのドライシステム加盟店が活躍している。

クリーニング店も個人店が消滅し、台頭する利益優先技術後回しの低料金店には、高級品は出せない。そここそがチャンス!高級品おを扱える業者が今必要なのだ。低料金ばかり追いかけている人には明日がないと明言できる!

1999年にロイヤルトーンジャパンが設立された直後からレザーウエアー・靴・バッグの水洗いセミナーが東京で開催されていたが、10年程前からある講習をしている業者から依頼を受け、ロイヤルトーンセミナーはその業者に委託されていた。しかし、「作業に精通している人に教えて欲しい」とか「事後のフォローをして欲しい」というような声が上がるようになり、ロイヤルトーンだけでも20年携わっているロイヤルトーンジャパンの代表がセミナー講師に返り咲く事になった。既に第1回目は昨年10月に神戸の機材商㈱丸一で開催され、北海道から長崎まで数多くのクリーニング業者が終結し熱気に満ちた。ロイヤルトーンの代表は、40回以上の渡米歴があり、ロイヤルトーン本社でのインストラクターのライセンスを有する。元々クリーニング業者でもあり、自身の店で20年実際にレザーウエアーのドライシステムを始め、靴バッグを自身の手で洗い、その様々な種類の一コマ一コマを写真に撮ってマニュアルを作った人物だ。今秋から、神戸㈱丸一(9月24日)を始め、三洋商事㈱、㈱中部洗機、廣瀬商事㈱などが、続々と講習日の検討に入っている。

ロイヤルトーンの材料を使ってバッグを洗う場合、全て革・革と布の縫い合わせ・全て布と何でも対応できる。しかし、初心者の方や経験者でも「ん!これはどうしたものな?」と疑問に思う事がある。そういう時は迷わずロイヤルトーンに写メールして電話相談してみよう!素直な気持ちで質問をぶつる事が最良の策。ロイヤルトーンに質問を寄せて来るのは圧倒的に女性が多い。女性は研究熱心で見切り発車しない。相談員のアドバイスを聞くと、色々なものが見えてきたり、ヒントももらえる。そして謙虚な気持ちで作業に取り組んで経験を重ねれば、それが「技術」となり、自信に繋がり、やる気が出て、もっとPRすると、自然に売り上げが上がる。ロイヤルトーンでは、ユーザーの相談は何回でも無料。作業場の隣に相談員が常駐しているようなものだ。ドンドン活用しよう!靴バッグだけで、売り上げの10%くらいはクリアー出来るので頑張ろう!(☎相談、初回はHPから入ってメールを!)

ロイヤルトーンのドライシステムは、ドライ機を1台専用にして、ロイヤルトーンの専用ソープ1種類をチャージすれば、革を洗っても色は出ない。既に導入された工場は「そんなの当たり前!」と口を揃えて言いますが、この前こんなご質問を頂きました。「実はよその革用ソープをチャージして革を洗っているんだが、色が出るんだ。本当にロイヤルトーンのソープは色が出ないの?」。聞けば特にスエードなどひどいらしい。ロイヤルトーンのソープと他のソープの決定的な違いは、天然型の動物性脂分と栄養分がソープ中に溶けて存在するか否か。この特許は元NASAの化学者が開発したもの。先日もロイヤルトーンドライシステムを導入したある大手工場で、何枚も黒の革ジャンを洗った直後に、白のフォックスの襟が縫い付けてある汚れた白のダウンコートを洗ったが、あまりの真っ白さと、毛皮の風合い・ボリュームに皆ビックリ。百聞は一見に如かず。即ロイヤルトーンドライシステムを導入をお勧めします!

先月、ロイヤルトーン記事を業界紙に掲載した所、大手さんから個人の方まで、数多くのクリーニング業者の方々から反響を頂きました。総務省のクリーニング支出の統計を見ると、1995年に約17,000円あったものが、2015年には約6,600円しかありません。右45度の角度で急降下し続けています。この景況を考えると、何かしないといけないと感じているのは、規模の大小に関係なく皆同じだと実感しました。大手さんも、低料金で勝負されては来たものの、今後の点数減対策で何か利益が出る物をやらなければ、今後危機的状況になるでしょう。アメリカの業界は、お安く出来る物もありますが、高級品や特殊品は自社の技術で処理して付加価値料金を頂き、利益を確保しています。ロイヤルトーンのドライシステムは、化学の力で革や、毛皮、カシミヤなどの高級衣料が自動生産します。それも中古のドライ機1台の投資。また、靴バッグも化学の力で楽に水洗いできます。長年お勧めしてきた事が、皆さんにどんどん理解されてます。

ロイヤルトーンドライシステムを導入しているある広島の大手さんから、こんな質問が。テンセルの様なテカりが出やすいものをロイヤルトーンでドライすると、テカらずに風合い良く上がる。これはどうして?というもの。それは米国で特許のコンディショナーが働く為です!ロイヤルトーンの創業者でNASA出身のフランク ルーセンタは、天然型の動物性の脂分と栄養分を洗浄力の強いドライソープに分子レベルで溶かす技術を開発、それをどんなタイプの溶剤にでも溶けるようにようにした。この天然型の成分は勿論革のドライに最適だが、布に関しても適度な有機的な成分が作用して風合い良く洗い上げる。この質問を頂いた大手さんも、お客様がわざわざ大阪から品物をロイヤルトーン指定で出してくれると、仕上がりの完成度の高さを絶賛する。東京でも新潟でも石川でも、ロイヤルトーン指定のお客様が数多く報告されている。所得の二極化、上位客は知識欲が強い。物の理屈を理解できる。ロイヤルトーンのように化学的に説明できる品質をもっとアピールして、一段上のお客様を増やそう!そして、付加価値品に当然発生する付加価値料金を売り上げの要にする事が重要だ。

神戸の機材商㈱丸一(神戸市長田区、田島祥行社長)で行われた、ロイヤルトーンの「革の水洗いセミナー」には、地元関西エリアの他北海道から長崎まで勉強熱心なクリーニング業者が多数参加した。靴バッグの水洗いクリーニングに使用するロイヤルトーンの洗剤群は、元々水溶性汚れのレザーウエアーを水洗いする為に開発されたもの。基本的な革の知識さえあれば、黒の銀面の革ジャンの様な簡単なものなら、手洗いして家庭用二槽式洗濯機で脱水し、自然乾燥すれば難なく洗えてしまう。セミナーはロイヤルトーンジャパンの丸山敦史代表が講師を務め、10時から革の性質や取り扱い方を学ぶ座学、昼食をはさんで17時までは実技。参加者が持ち込んだレザーウエアーを実際に水洗いしたり、予め洗ってある物のアイロン仕上げ、また靴バッグを洗う上でのコツなどの講義が行われた。当日は点数減をカバーし、一点単価が高い特殊品を自分の手でやりたいと希望する参加者が殆ど。ロイヤルトーンの最大の特長は、専用ソープに融合された天然型の動物性脂分と栄養分、洗うと同時に革本来の潤いが得られる。また、顧客を待たせない事(数日仕上げ)や、材料費が一転数百円で済む事などメリットも多い。会場は「クリーニングは技術業である」事を再認識させられる参加者の熱気を感じた。主催した㈱丸一の田島社長もセミナーを振り返って、利益率向上を目指す方々に大きな助けとなった事を実感したと感想を述べた。

既にロイヤルトーンの革の水洗い用洗剤を使って、靴・バッグを洗っている方は大勢おられます。しかし、この専用洗剤は、レザーウエアーの水洗い用に開発されたもので、革の知識と、洗い方のテクニックさえ分かれば、(ロイヤルトーンのドライシステムで洗ったような、しなやかさ迄は達しないまでも)、一般中程度のレザーウエアーは難なく洗えます。10月23日(日)に神戸の㈱丸一さんで行われるセミナーでは、革の基礎知識を高め、基礎的なレザーウエアーの洗い方、また、靴バッグに使用する薬剤の効果的な使い方や洗いのコツを勉強致します。関西エリアの方!是非、ご参加ください。

Yシャツのクリーニングと言えば、高温・糊付け・濡れがけプレス。家庭では出来ない技である。しかし最近の綿100%の形態安定シャツは全く『ノーアイロン』。価格も品質も出始めのものとは比較にならない。こんなに簡単に出来ると、バブル崩壊後に育った節約志向の若者達はクリーニングに出すのだろうか?「Yシャツ自体」と[それを着る世代]が代れば、ドライ物を引き出す為に薄利で集める公式は揺らぐ。ドライ物も含め変わっていく需要を考えれば、もはやクリーニング業は何でもできるマルチ業でないと成立しないと言えよう。diversification(多様性)という言葉は、もう20年前から米国のクリーニング業界で使われているが、まさに時代を見通していた。また、需要減と現状の業者数を考えると、淘汰はの加速度を増す。勉強する業者しか生き残れない。ロイヤルトーンは、利益率が高く、他社と差をつける事の出来る「特殊品・高級品」推奨する。